- 使っている素材(画材・道具・器具など)を教えてください。
発泡スチロール、アルミホイル、樹脂粘土、キャンバス、アクリル絵具、油絵具、カッター、小麦粉、砂糖、卵、油、香料などです。
- なぜ、その素材を使うのですか。
粘土作品の場合は100号クラスの作品を作る時の支持体に発泡スチロールを使用しています。「工作が楽にできる、軽い」というのが大きな理由です。
小品の場合は、アルミホイルで大まかな形を作ることが多いです。
クッキー作品については単に材料です。
- 制作上でのこだわりはありますか。
粘土で作る工程はできるだけ道具を使わないようにしています。自分の手でどこまで表現できるか?チャレンジ中です。
クッキー作品は見た目だけではなく美味しいこと。です。
- 作品を作る上で心がけていることはありますか。
アルコールの飲みながら(酔っぱらっている時)は作らない!ことです。
正気に戻った時になぜこういう風になったかが分からなくて「続き」が作れなかったことがあり、それからは飲むときは制作に手を出さず「飲むに徹する」ことにしています。
クッキー作品は、持ち運び中に割れない事と十分に日持ちする事を最重要視しています。
- インスピレーションを受けるもの、受けたものはありますか。
お菓子つくりや料理が好きなので、レシピ本(外国のが多いです)や料理雑誌を見ていて、色の組み合わせ方でおおっ!と思うことがあります。
最近はインスタグラムで世界中のケーキが上手な方をフォローして楽しんでいます。粘土作品、クッキー作品共に参考になります。
- 制作に影響を受けたと感じる出来事などがあれば教えてください。
幼稚園で造形講師をしていた時期があり、そこで出会った4-6歳の子どもたちとの時間です。
この年の子どもは「上手に見せる」をいう事がまだ分からない世代なので、純粋に自分の好きなものを好きなだけ作ります。そのこだわりがあっけらかんとしていて素晴らしいです。
- 制作に行き詰まった時にすることは何かありますか。
風呂そうじ」と「料理」です。何故かはよく分かりません。。。
- 好きな作家はいますか。
ミュシャ、鳥山明のDr.スランプ
- 制作を始めたきっかけは何ですか。
子どものころから絵を描くのとお菓子つくりが好きでそれをやめてないだけです。
- 最終的に目指しているものはありますか。
生活環境が自分で制作したものばかりになること。家、庭、壁紙、ベッド、お風呂の形、食事、服・・・全部!
- もう作家はやめよう、と思ったことはありますか。
ないです。面白いこと思いついたら作りたくなるから。
- 生まれ変わったらまた作家になりますか。
YES。国と時代を変えて生まれ変わりたい。今じゃない場所と時代ならどこでもいつでもこだわりはないです。
- あなたにとって作品をつくることとはどういうことですか。
思い付きを現実にすること。
- 最後にプロフィールなど。
群馬県生まれ
女流画家教会会員
子ども造形教室あとりえ・ゆき主宰
1993年 女子美術短期大学卒業
1997年 武蔵野美術大学短期大学部卒業
2005年~2013年 私立幼稚園造形講師
2007年~女流画家教会展出品
2008年 女流画家教会展クサカベ賞受賞
2013年 女流画家教会展クサカベB賞受賞 会員推挙
2015年 個展 銀座キャラリームサシ
2016年 個展 日本橋三越
2018年 個展 銀座ギャラリー路地裏
2019年 個展 銀座ギャラリー路地裏